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原因を知って効果的な治療法をとろう│糖尿病の仕組みとは

代謝の病気を知っておこう

年長者

血糖値が上昇します

糖尿病とは、尿の中に糖が混入する疾患というのが、一般的な疾患の認識です。しかし、医療的な視点で見た場合、糖尿病の特徴は血管の炎症による動脈の硬化が、様々な面で合併症を起こしてしまい問題となります。糖尿病の検査は血液検査による血糖値の測定が基本です。血糖値とは血液中のグルコースの量のことで、これが一定以上になった場合に高血糖と呼んでいます。高血糖が一日の内どれくらい継続しているかを測定することが、糖尿病の確定診断には必要になります。また非常に甘い液体を飲んでもらうことで、患者の血糖値を急激に上昇させ、その患者の血糖の変化を見る検査もあり、これを75g糖負荷試験といいます。この試験は糖尿病の診断上、非常に重要になってきます。

血糖値を下げる工夫をする

糖尿病の治療においては食事療法と運動療法が初期において選択されることが多いです。食事療法は、総カロリー量の制限が治療の中心になります。何を食べるかを制限する高血圧などの食事療法と違って、糖尿病の食事療法は基本的には何を食べても自由です。もちろん工夫は必要で、総カロリーが制限されている中で必要なエネルギーだけでなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素も摂取する必要があります。これが実現できた場合には、糖尿病の初期であれば、血糖値は安定することが多いです。運動療法は、有酸素運動を継続する工夫が重要です。糖尿病は、血液の中の糖質が代謝されなくなる代謝疾患です。この糖質の代謝は主に筋肉で行われており、人間が体温を保持したり、筋肉を動かして体を使うためになくてはならないものです。運動療法の継続は、この代謝異常の改善が期待できることが分かっています。